[6632]JVCケンウッド
終値368 前日比+7(+1.94%)
23年3月期第3四半期累計の連結最終利益は前年同期比31倍の155億円に急拡大。当期利益を152億円から160億円に上方修正。パブリックサービス分野の無線システム事業が、全世界的な危機管理への機運の高まりによって需要が拡大している点に触れており、トライバンド対応無線機の導入により受注獲得が進んでいることから今回の修正に至った模様。
昨年10月、米国無線子会社のEF Johnson Technologies, Inc.が業務用デジタル無線システムを受注するなど海外での需要があり、学校・警察・消防や、非常時の通信管理を担う郡の緊急サービス部門の相互通信を可能とし、同郡の広大なエリアにおいても安定した無線通信を提供できるトライバンド対応無線機の必要性は今後も続きそう。